テレビのデジタル移行は上手くいくのか?

http://q.hatena.ne.jp/1144644274で話題になっているので、のっかってみる。
西正が贈るメディア情報にもあるように、
海外でもテレビのデジタル移行は苦戦しているのが現状だそうだ。
指摘されているイタリア・フランス・スペインといったヨーロッパ諸国は元々階層社会であり、
その中でもlower class(下級階層)の人々が簡単に国策?によるテレビのデジタル移行に乗り、
テレビを買い換えてくれるかというと、かなり怪しい…(-_-;)


翻って日本の現状を見ると、デジタル移行そのものへの関心度が低いように思われる。
所謂(自分の住んでいるような)地方の田舎の5、60代以上の人には
“2011年アナログ停波”に対する実感があまりないというのが現状のようだ。
(自分の父母〜祖父母の世代がこれに該当する。
 ちなみに自分の両親は、最近になって「リビングのテレビをいつ買い換えようか」という話題が出て、
 ようやく事の重要性を認識したようだ。)


“デジタル放送開始”のPRも結構だが、同時に“2011年アナログ停波”についてもNHK・民放の垣根を越えて、
CM等を使ってもっと大々的に周知活動をする必要があるのではないか。
特に民放は「CMのCM」なんてキャンペーンもやるのは結構だが、
視聴者(消費者)の方をちゃんと見ているのだろうか?
これは昨今の「PSEマーク問題での中古家電の扱いのような混乱」は決して許されない非常に大きな課題なのだ。
(放って置けばもっと大きな国民的な混乱になる恐れがある。)