Origamiはダイナブックになれるか?
マイクロソフトが中心となって立ち上げたOrigami規格ですが、目標とするところは
立命館小学校の授業での採用などの動きから見ると
- 教育分野などにおいてはかつてアラン・ケイ氏が提唱したダイナブック・マシン
で、その市場規模は
- 東芝のダイナブックが最初に世界に提案して築き上げたノートパソコン市場
程に大きく育てたいようです。(しかしまあ、大きく出たものです。)
ただ、既にOrigamiブログでの各氏(ほとんどが名無しさんですが)のコメントで指摘されているように、教育分野に使うならむしろ「ニンテンドーDS」の方が堅牢かつ軽量で、ソフト次第ではアラン・ケイ氏の理念に近い物になると自分は考えます。
市場規模の方もPDA市場の縮小と携帯電話の高機能化(スマートフォンの登場)などを見ると、PDAの理念・指向に近いOrigamiは正直、辛いと考えられます。
山田祥平氏のRe:config.sysで指摘されているように、やはりOrigamiはマイクロソフトによる“超特大の大風呂敷”に過ぎないのかもしれません。(3年後に規格が生き残っているか疑問です。)