【逃げるな】ブログの中で起こしたことはブログの中で解決すべきである【卑怯者!】

数日前、「何も知らない偉い人が「モーニング娘。」を批判して炎上開始」というエントリーを書き込みましたが、その後、斜め上を行く展開を見せたので、そのまとめと自分なりの見解をまとめておきます。

そこで、遊び心(そんなことを書くと、また炎上必至か)で、歌は下手でダンスもまずくエンターテインメントの域には達していない、などとやってしまったのがまずかった。そこを真っ向からつつかれてしまったのである。「モーニング娘。」という現代のアイドル集団に対して、このロートル(コメントではそう断定された)がよけいなことを言ってはいけないのだ。感性そのものに逆らってしまったのである。

 メディアの世界に長年生きているから、テレビ、音楽界、芸能界に友人知己は少なくない。知る限り、「モーニング娘。」を音楽性の観点から評価している人はいない。ではなぜ売れたか。「お隣の娘さん」たちだからである。これが、往年の銀幕のスターたちのように、手の届かない高嶺の花であったら、このテレビ時代には売れっ子にはなれないのだ。

というように、花岡信昭氏は謝罪をした後で、火にガソリンをぶっかけるような表現で自己弁明を行ったため、鎮火どころか燻っていた火が再び燃え始めました。
その後、氏はトンデモない行動に出て、ネット界の住人及びブロガーを唖然させてしまいました。以下がその一部抜粋です。

 そんな議論になっていったとき、こちらがよせばいいのに「モーニング娘。」という表記がそもそもいけないとやってしまったものだから、大騒ぎになった。歌も下手でダンスもまずいこの少女集団が売れっ子になったのは、日本語を意識的に誤用したグループ名の付け方が効果的だったという側面があるのではないか、という趣旨のことを書いた。歌も下手でうんぬんが余計だった。

 考えてみると、若いネット世代にとって「モーニング娘。」は「聖域」なのだ(現にそう書いているコメントもあった)。彼らの感性と真っ向からぶつかってしまったのである。「彼女たちが聞いたら悲しく思うだろう」「誹謗(ひぼう)中傷だ」「謝罪しろ」と大変な騒ぎになった。その結果、ファンの心を傷付け不快感を与えたのであれば、本意ではないので、ブログ上で謝罪することにした。

(中略)

 ネットの技術的習熟にはほど遠い筆者がこの世界をのぞき込んでいるのは、ネット社会と政治が結びつく時代が目前に迫っていると思うからである。いずれネット選挙、ネット投票などが現実のものとなるだろう。そのとき、ネット社会の持つ「素顔」を知っておかないと、具体的に提言を考えようとしても空論に終わりかねない。そんな思いで、「炎上」の事態を踏まえて、さらにネット社会との取り組みを積み重ねなければと思っている。

 ともあれ、貴重な体験となったのは確かである。

なんと原稿料を貰える日経BP社のインターネット上のコラムで、この一件について書いているのである。
謝罪についても書いてはいるが都合の良い抜粋で、このコラムだけを読んだ人にはまるで花岡氏が“過失が無いのに被害者なった”ように読めるのである。
さらにコラムの後半部分と最後の締めの一文「ともあれ、貴重な体験となったのは確かである。」においては氏はまるでこの一件が他人事であったかのような視線で語っているのです。(まるで三流ブン屋の得意技のマッチポンプのようです。)
これには流石に良心的なインターネット住人も呆れてしまいました。

ところが,はてブでは意外なほど冷静な見方でコメントやタグがつけられているのです.僕は,これには正直ホッとさせられました.花岡さんの記事に対する今現在でのはてブの数は14件と少ないですが,数なんて関係ありません.その内容が重要なわけですから.くだらない集団心理ははてブでもよく見受けられますが,本件についてはこれ以上ないくらい効果的にはてブが機能していると思った次第です.はてブも捨てたもんじゃありませんね.

と言われているはてブ住民(はてなブックマーカー)からも擁護の声が無くなり、
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/y/11/
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.hanasan.net/xoops/modules/wordpress/index.php?p=262
にあるような辛辣な反応に変わってしまいました。

この一連の流れにおいてネット界の住人やはてブ住民が呆れてしまったことは、花岡氏がブログで引き起こした問題を他所の反論できないコラムのネタにし、自己弁護を行ったことにあると自分は考えます。
基本的にブログを書いている人(ブロガー)は自らのブログ上で起こった問題はその自らのブログ上で解決すべきであるのに、花岡氏は他所の(しかも原稿料が貰える)コラムに逃げてしまったのです。

これを卑怯者と呼ばずして何を卑怯者と呼ぶべきでしょう。

花岡信昭氏は即刻、物書き職業自体をやめるか、ブロガーをやめるべきでしょう。


以上


6月20日19:45追記
花岡氏は自らのメルマガのページでも同じように書いています。
http://www.melma.com/backnumber_142868_3239911/
これはもうだめかもわからんね