学費値下げよりも奨学金の充実を
- 日本の大学で学費値下げが相次ぐ
- 一方、今までの育英会が中心の奨学金拠出は組織改変などで絞り気味
- 各大学独自の奨学金はまだまだ未整備
- アメリカ合州国のアイビーリーグをはじめとする私立名門校(リベラルアーツカレッジ)や日本においても国際基督教大学は奨学金が充実
- しかも返済不要が多い
- 奨学金であれば、真に優秀な人材が逆転可能であり、社会階層の固定化を防ぐ効果がある
- 結果、社会全体の流動化にプラスをもたらす
- ちなみに戦前は地域の有力者が地域の優秀な人材に積極的に投資して人材流動性を確保していた*1
- 増田の例を紹介
- 慶應大学は三田会という強力な同窓会組織を持つのだから率先して奨学金整備に取り組んで欲しい
- 東京大学出身の官僚OBで所謂天下りの「渡り」で多額の退職金利益を得ている方々は、奨学金財団を作ってそこに積極的に寄付をすれば、多少は批判が弱まるかも
- 地方の大学は地域の名士に積極的に協力してもらい、奨学金制度を充実させる努力をする(最初から諦めないことが重要。特に成り上がりの創業者(初代)は名誉欲が強いので、工夫をすればお金に関してケチではない*2)
- これによって思春期頃までに目覚める事の多い多数の優秀な人材の勉学への意欲を腐らせずに保たせることができる
- そして彼|彼女らが新しい日本のエリートとして社会をリードする
- ちなみにアメリカ合州国の例では財団による奨学金を受けたエリートは奨学金財団に寄付をする確率が非常に高い
- これによって社会に好循環が生まれる可能性はかなり高いと考えられる
- そしてそのことによって、大学全入時代でも日本の高い学力レベルが維持できるようになるのである