【論理破綻】日テレに電凸してみました【支離滅裂】

例の炭谷宗佑アナウンサーの盗撮事件に関してついに社長までもが触れることになりましたが、

 日本テレビの久保伸太郎社長は29日の定例会見で、同局の男性アナウンサーが女子高校生のスカート内を盗撮したとして神奈川県迷惑防止条例違反容疑で書類送検起訴猶予処分となったことに触れ、「皆さんに大変ご心配、ご迷惑をかけた」と謝罪した。同局として事件を公表しなかったことについては「会社と個人の責任をしゅん別し、慎重に捜査当局の判断を見守った結果、(公表しない)判断を下した」と述べた。

 同局は男性アナウンサーを「適切に処分した」として、処分内容を明らかにしていない。【広瀬登】

というような内容で、この社長会見に納得いかなかったため、日本テレビの視聴者センター(https://www1.ntv.co.jp/staff/form.html)に対して電話したところ、想像の斜め上を行く回答が返ってきました。


定例会見の翌日の夕方に電話を入れたところ、どうやら抗議の電話が殺到しているらしくなかなかつながらない…20分ほど粘るとようやくつながる。男性オペレータが疲れた声で電話に出る。(以下、オペレータの発言は「」内)

―まず、先日の社長会見で何故社員名並びに処分内容を公表しないのですか?
「事件を起こしたアナウンサーが逮捕ではなく“任意同行”のため複雑な状況にあるため、そのような形になりました」
―もし、自分(ブログ主)が何か事件を起こした場合も匿名報道してくださるのか?
「任意同行→起訴猶予なら同じ対応を取らせて頂きます」
―もし、他局のアナウンサーや大手広告代理店社員といった有力者が犯罪を犯した場合その人が処分や報道をされなかったら、日本テレビはどうするのか?
「報道自粛などには同調しない」
―あなた(オペレータ氏)個人は有力者に破廉恥行為を受けてもみ消されたらどうしますか?
土下座なり相手の態度で決める*1

と、こういったやり取りが続きました。
何だか日テレは“任意同行→起訴猶予”ならば報道もしないし、大変心が広くて、社員自身が犯罪に遭っても誠意を持って謝れば許してくれるそうです(藁)
また、この時点で何が複雑な状況なのかよく分からなかったので、この点をさらに突っ込んでみると、
「各雑誌などのメディアでは“現行犯逮捕”になっているが、実際は“任意同行”でそのアナウンサーが犯行を認めたかは不明」
起訴猶予処分”ということは犯行を認めたことですね?と突っ込むと
「……そう(犯行を認めたことに)なりますね」
とのことでした。
―“現行犯逮捕”が誤報とのことですが…
「神奈川新聞が報道した内容を他のメディアが引用している。当社としては神奈川新聞に対して訂正を要求しているが、その後のコメントは届いていない」
とのことです。
要はこの複雑な状況というのは“逮捕ではなく任意同行で”あるという誤報があるから、それを訂正してほしいという日テレ側のエゴだったわけです。
当人は現行犯逮捕にしろ任意同行にしろ犯行を認めたわけですから、複雑な状況というのは日テレの独り善がりの言い訳に過ぎません。
そういう意味で「日本テレビの視聴者センター」は支離滅裂で論理が破綻した回答しか出来なかったという点において日本テレビ史に汚点を残したと感じます。
不祥事が起きた際の危機管理が全くなっていない点も全く駄目だと感じました。


(なお、神奈川新聞の“現行犯”*2報道については、後日、神奈川新聞に直接問い合わせたいと考えています。)

*1:素晴らしい態度ですね

*2:実際のところ大半の盗撮事件は現行犯が多いということを考えると、現行犯ではないかという疑念が常に残る事件になるであろう