本日のトンデモさん*1

タミフルの消費ブームは国と製薬会社によって作り出されたものだ」

こう主張するのは、医師で医薬品・治療研究会代表の別府宏圀(ひろくに)氏。かつて整腸剤「キノホルム」の薬害であるスモンの裁判で原告側証人を経験。それ以来、医薬品情報誌「正しい治療と薬の情報」の編集長として、医療現場へ情報を発信し続けてきた。

インフルエンザは本来、風邪の一種である。ところが、ワクチンなどを売りたい製薬会社の意向を受けた厚労省は、『風邪ではない』というキャッチフレーズを使ってインフルエンザは危険な病気だと国民の恐怖心を煽り立ててきた。そうした情報操作の結果、一部の患者にとっては生命にかかわる危険があるタミフルを、医師や患者にインフルエンザの特効薬と信じ込ませてきた」(別府氏)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070329/122012/

まぁ、一歩譲って「タミフルの消費ブームは国と製薬会社によって作り出されたものだ」ところは認めましょうや。しかし。

インフルエンザは本来、風邪の一種である。

これはトンデモへ一歩踏み出した発言ですね。ということは別府宏圀氏は風邪の原因が何かを全て突き止めていることになります。凄えぇぇーーー!!これってノーベル賞ものなんですが(笑)
少なくともインフルエンザはインフルエンザウィルスが引き起こすことが解明されていることから、『インフルエンザ』という別の括りになっているのに……。
ちなみにグーグル先生で「"別府宏圀" トンデモ」を検索した結果は

"別府宏圀" トンデモ の検索結果 6 件中 日本語 のページ 1 - 6 件目 (0.22 秒)

"別府宏圀" トンデモ - Google 検索

なので、一見普通の医師に見えます。
しかし、タミフル騒動の中でトンデモ医師と思われる浜六郎氏とのタッグで検索してみると、

"浜六郎" "別府宏圀" の検索結果のうち 日本語のページ 約 1,060 件中 1 - 10 件目 (0.28 秒)

"浜六郎" "別府宏圀" - Google 検索

となっており、どうやら一見かつて

薬害であるスモンの裁判で原告側証人を経験。

しまともな医師だったものの、

それ以来、医薬品情報誌「正しい治療と薬の情報」の編集長として、医療現場へ情報を発信し続けてきた。

といった活動家に転進してしまい、トンデモさんに巻き込まれてしまった模様です。
こういう“かつてマトモだった”ヒトの発言が一番厄介なんですね。