移民政策について考える

切込隊長のブログでふれられていてそこにはてブコメントがなかなか面白かったので、ポスト。

id:fromdusktildawn 外国人の労働力に頼らずに、異常に老人比率が高くなる時期をどう乗り切るか?上昇志向のある優秀な外国人労働者がたくさん入ってくると、日本社会の空気も活性化されると思う。高度知識労働者限定でお願いしたいけど

fromdusktildawnの人のブ米での指摘が、最も自分としても気になる要素を含んでいるので、一言。

異常に老人比率が高くなる時期をどう乗り切るか?

この部分に世界中の異常な注目が集まっていて、実はバブル後の不良債権処理と同じく、一周速く進んでいる超先進国(笑)日本がどう乗り切るかが、その後の世界の趨勢を決めてしまうような感じになっているらしい。
んで、
「移民政策でどうにかしよう!」
と言うのは実は前世紀末〜今世紀初頭にかけて英仏独あたりで結論が出てて、まあ頭の悪い方法ですネwみたくなっている。これをやったらまったくもって参考にならない例を作りだすだけっぽいから、何か得した気分にはなれないんだ。
これは自分個人の勝手な意見でしかないけど、
「老人が労働参加する社会を作る。介護は老人同志がお互いに助け合う」
しか乗り切れないんじゃないか、と思う位にポジティヴィティを高めるしか思いつかない……無責任だけど、
「最後はお年寄の元気に頼る」
ことになし崩し的になりそうな雰囲気になりそうなんだよね……最近の麻生総理大臣の発言にもあったようだけど。

上昇志向のある優秀な外国人労働者

うーん、よっぽど自国政府に絶望していない限り、国を捨てるとは考えにくいし、アメリカ合州国の吸引力の強さに敵わないと思うんだよな。合州国には全世界ありとあらゆる地域からの草の根的な移民コミュニティが既にあって、そこから整備しようと考えたら、はっきり絶望的になる。

高度知識労働者限定でお願いしたいけど

これは沖縄を超法規的特別地域にするのが一番だろう。英語が通じる地域にするのには持って来いだし、ある種の産業振興策にもなるし。でもそれじゃ、全国的な問題は全く解決しない。沖縄特区を苗床にして全国に田植えをしなきゃならない。(これが15年後位か?)
それまでに全国を百万都市を基幹にした多ヶ所集中型社会*1にしておかなければ、沖縄→更に移住することに魅力やインセンティブ*2が発生しない。
やっぱり高度知識労働者限定で移民を望むのは高望みなんだろうか?無理なんだろうか?

*1:東京一極集中社会に対するアンチテーゼとして

*2:アップルストア位ないとネぇ