SB危機が現実化したらソフトバンクモバイルはサムスンが買収するだろう。

ソフトバンクの11月危機が本当に表面化したら、某大手金融機関*1や某大手外資投資銀行*2が、ソフトバンクグループを解体(別名:切り売り)すると考えられる。
その中でも最大の問題かつ目玉になるのは、最も事業規模の大きな携帯電話事業のソフトバンクモバイル(以下、SBMと略)だろう。

では、どこの企業がSBMを買うのであろうか?

ここでは独断と偏見を以って予想してみたい。

最も大きな可能性を持つのは、韓国最大の家電企業のサムスングループだろう。
サムスンは十年来、日本市場の開拓を狙っているものの、見事に全て失敗している。家電メーカーが数多くひしめく日本市場では、彼らはやはり販路の確保や売場面積の確保*3などに苦労して、失敗し続けているのが現状だ。
今、現在の戦線を見ると、SBMからサムスン製の携帯電話が数機種発売されているが、何れも大苦戦している。発展途上国では通用した戦略が、飽和市場の“ケータイ大国”日本では通用していないのである。

では、どうするのか?

そこで、冒頭に書いた通り携帯電話キャリアであるSBMを丸ごと飲み込む。これに拠って、一気に日本市場に「サムスン」ブランドを浸透させる作戦を執るという大胆な策を実行するであろう。一気にシェア15%以上・約二千万ユーザーを確保することで日本市場での橋頭堡を築くのである。

また、たまたま両グループ共にイニシャルが“S”なのでサービス名の書き換えによる面倒は最小限に押さえられる。
懸念されるのは、ある種の民族的感情や偏見によって、多くの元SBMユーザーが他キャリアにナンバーポータビリティ制度を使い流出することである。が、しかし、現在のauの勢いのなさ*4DoCoMoの戦略の転換*5の成否いかんによっては、意外とユーザーは(ホワイトプランとメールアドレスを残せば)MNPでの移動を最小限に押さえられるだろう。
後は、魅力的な「日本メーカー」の新機種を投入できれば盤石なのではあるが、この最後にあげた条件が最も難しい問題なのかもしれない*6

*1:み○ほCB、三○住○銀行とか

*2:黄金金管楽器銀行辺り

*3:さらにいえば民族的偏見

*4:混乱と言っても過言ではない。

*5:90x、70xシリーズの廃止

*6:最悪の場合はサムスンブランドのケータイばかりになり、機種変更等の度にユーザーに逃げられ、シェア・ユーザー数共に漸減しかねない