自由主義者は弾圧に対抗せよ!

先のエントリーで述べた「新しい戦争」の戦線が、三ヶ月以内に行われる衆議院解散総選挙の結果次第では、より深く日常に入り込んでくる恐れが日に日に高まっている。
民主党の中のプチブル市民運動志向と、俗に「サヨク」「プロ市民」と称される社民党のガチガチの弾圧志向が“連立与党”となり政権を樹立する協議に入ったのである。

社民党は11日、衆院選与野党が逆転した場合、民主党中心の連立政権に参加する方針を固め、党内調整に入った。民主党とは憲法、安全保障などで政策に隔たりがあるが「政権交代に対する国民の期待は強い」と判断。社会保障景気対策など一致する政策実現を優先する。国民新党も同様の方針を固めており、今後、共通政策づくりなど3党連立に向けた準備が加速する。

社民が民主と連立方針 政権交代優先、野党で準備加速


おそらく、日本における「新しい戦争」はこの民主党社民党連立政権の下で、国家権力*1と「市民運動という名の弾圧主体」が連合し、市民と対決するという構図をとるだろう。市民の側に自覚は無くとも、「安全・保安・清潔の三原則」「安心・安全・清潔の三原則」通奏低音として、市民の自由を奪う動きはますます加速する。
それはもう自由主義者にとっては弾圧と言っても過言ではないだろう。
今こそ、アナーキスト(無為主義者・無政府主義者)をはじめとする社会主義者から保守・右翼・極右の自由主義者リバタリアン)までが連体し、このあとわずかな時間の後に現実のものとなる“日本版スターリン主義”に対抗する瞬間がやってきたのだ。
今まで「市民運動という名の弾圧主体」が積極的に行ってきたデモ活動という十八番を奪い、「弾圧への対抗・自由のためのデモ」を行うべきなのだ!


2009/7/29追記
“三原則”をより適切な表現のものに書き改めました。ただし本質的な内容は変わりません。
(しかしながら、8月30日の衆議院議員総選挙に向けて、スローガンに「安心社会」を掲げる政党が殆どなのには、正直ゲンナリするところです。)

*1:≒政治権力・(公安)警察権力