映画にしやすい内容だからって

いくらなんでも激しすぎるオファーだよな。

 日本の新潟少女監禁事件を想起させる凶悪事件だが、オーストリアの専門家は被害者が犯人と長時間、一緒にいることで共感を覚える「ストックホルム症候群」を指摘。今年はオーストリア出身の精神医学者、フロイト(1856??1939年)の生誕150年にあたることもあって、国中がカンプシュさんの精神分析をしているかのよう。
 現在、国内外から300を超えるインタビューの申し込みが殺到し、世界の主要な映画会社からも接触があるといい、カンプシュさんの“広報担当者”は「接触のない映画関係者といえば、米国のスティーブン・スピルバーグ監督ぐらいだ」と話している。

ストックホルム症候群と言い切ってしまえば簡単なのだが、そこに色々な空想(妄想?)・刺激が入り込みやすいからこそ、長期の監禁モノというのは常にある一定の市場をフィクションの世界では持ちつづけているのだと思う。
(これは日本でも同じで、一体どれくらいの「長期の監禁」をテーマにしたフィクションが創られたか想像がつかないほどである。)