いくらなんでも早計過ぎる

現時点のチベット情勢の把握状況で北京オリンピックのボイコットについて断定的に「ない。」と言い切るのは、重要な外交カードを一枚捨てるのに等しい行為です。
もちろん北京オリンピックの成功を考えるのは「一政治家」としては勝手ですが、外務大臣という要職に就いている政治家としては熟慮に欠ける発言だと思われるのですが、このあたりも後々問題になるような気がします。

 高村正彦外相は18日午前の記者会見で、中国・チベット自治区の騒乱事件を理由に日本が今夏の北京五輪をボイコットする可能性について「ない。北京五輪は成功裏にやってもらいたいと日本政府は考えている」と否定した。